鈍いことの話
少し前なのですが映画をみました。
「おんなのこきらい」という映画です。
おんなのこの色んな面をえぐる最高の映画だったなあと今になって思うのですが、
見終わった直後の感想は
よくわからん
でした。
主演の女の子は本当に可愛い。間違いなく可愛かったです。
そして私はそんなに可愛くはなくとも少なからず共感できる部分はあった。
だけど、よくわかんなかったとしか言えなかった。
話はころっと変わるのですが、
私は紙に書いて物事を整理整頓するのが好きです。
予定を手帳に書いて、一週間分の予定を整理し何度も頭でシミュレーションする。
そうすると、ここでなにをやらなきゃいけないなとか、ここで時間があまるから何かでるぞ
とわかりやすくなります。
小学生の頃、算数の問題を解くときも、ちゃんと図を描いたほうがよく理解できた気がします。
そんなこんなでやっと、気づいたことがあるのですが端的に言って
私はどうも鈍いみたいなのです。
「世界にひとつだけの花」をはじめて聴いたとき、草なぎくんはその良さがいまいちピンと来なかったそうです。
国民的スターと同じと言ってしまうのは気が引けますが、こういうことだと思うのです。
そしてこれは現代社会を生きていく上でなかなかの欠点なのではないかと。
遅ればせながら気づいてしまったわけです。
10年ひと昔とはそれこそひと昔前の話で、今では5年ひと昔というそうです。
それ程はやいスピードで世の中は進んでいる。
そのスピードについていくには、
いや、
そのスピードで進む世界の中でも先頭を切りたいと思ったら、それ以上のスピードで走らなくてはならないのだと思います。
あらゆることをさっと捉えてアウトプットする力が求められているような気がします。
だけどたぶん
私にはそれが出来ません。
出来ない人は他にもたくさんいるんだろうなあと思っていて、
就職活動や受験の面接など、他の人と戦う場面、ちょっとずる賢さも必要な場面であまり強い人たちではないと思います。
それを言い訳にしていいわけではない(シャレじゃない)けれど、たぶんそうだし直すのもなかなか難しいんですよね。
そうやってこれまで生きてきちゃったし。
ただ、そんな私にもある強みがあると思っていてそれは
反応の瞬発力はないけれど、じっくり考えるのが得意であること
そして
そうやって出した答えは、誰の答えより考えに考えたものであること
です。
他の人がどのくらい同じことについて考えているかは知りません。アンケートを取ったこともないです。
だけど長い間考えて出したものは、ふとした気まぐれではないから自分の本当に近いはずなんです。
自分の心の中に本当にあるものは、ちゃんと自分の言葉にして、文字にして伝えることができます。
これは結構大切なのではないかと思うわけです。
付け焼刃ではない、本物の考えは意外と相手にきちんと伝わるものです。
これもだいぶ長いこと考えた結果なので大丈夫なはずです。
だから私と似て鈍いみなさん。
鈍いと思ってなかったけどこれを読んで気がついてしまったみなさん。
どんまい
だけど、がんばりましょ!
おわり。