教え子が落ちた
小学六年生、中学受験を終えた
結果まあ、滑り止めのところにしか受からなくて
中学受験を甘く見てました
とその子のお母さんから連絡があった
たしかに。
たしかに慶應はまぐれで受かる学校ではないし
慶應の前に、通常それよりも偏差値が低い学校でも怪しい学力で
正直に言ってしまうと
受かる学校があってよかった
という成績。
もしかしたら、を期待しすぎていたが故のショックだと思う。
冷静に見れば、ほぼ100%厳しい状況。
だけどなんか
いいな
と思った。
一生懸命努力して
まあ結構ふざけてたけど
わからないことをわからないと言う、
ショックだったことをショックだったと言う、
それでも僕はここから東大を目指す!と言う、
見栄のなさというか、
正直さというか、
自分にものすごく期待してる感じが。
素直さがとても
羨ましいなと思った。
みんなたぶんだんだん歳を重ねるごとに
どうせ私は、と思ったりとか
恥ずかしくて聞けないことが増えたりとか
どうしても賢く見せようとする気持ちがはたらいて
なかなか素直に言えないことが多くなる
最近、自分スカしてたなーと反省した
わからないことは聞く
悲しいときは悲しいと言う
自分に期待する
そういう小さなことが本当は大きなことで
大切なことなんだと思ったりした
彼にそのまま、そのまま大きくなってほしいと思う
ちょっと激しいところはあるけど
その素直さのまま、どうか大人になってほしいと思う。